渋谷区の障害福祉サービス2026|種類と申請の流れ
この記事の要点
- 訪問系・日中活動系・施設系などサービスは複数種類に分かれる
- 申請から支給決定まではおおむね1〜2か月、書類不備で3か月近くかかる例もある
- 利用者負担は原則1割だが所得に応じた月額上限があり非課税世帯は無料の場合もある
渋谷区の障害福祉サービスはどこで申請できる?
渋谷区の障害福祉サービスは、障害者手帳の有無にかかわらず相談できる窓口が区役所に設けられており、サービスの種類によって申請先や必要書類が異なる。まず結論として、多くの福祉サービス(居宅介護や生活介護など)は「障害福祉課」での申請と、区の認定調査を経て利用が決まる仕組みになっている。
居宅介護や重度訪問介護、外出時の同行援護など
生活介護や就労移行支援、就労継続支援など
短期入所(ショートステイ)や施設入所支援など
障害福祉サービスの対象者と種類
障害福祉サービスは、身体障害・知的障害・精神障害・難病などにより日常生活や社会生活に支援が必要な人が対象になる。障害者手帳(身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳)を持っていない場合でも、医師の診断書などで対象と認められるケースがある。
サービスは大きく分けて次のように整理できる。
訪問・在宅系のサービス
- 居宅介護(ホームヘルプ):自宅での入浴・排泄・食事などの介助
- 重度訪問介護:重度の肢体不自由者などへの長時間の見守りを含む支援
- 同行援護・行動援護:視覚障害や行動上の支援が必要な人の外出付き添い
日中活動系のサービス
- 生活介護:日中の活動の場で介護や創作活動などを提供
- 就労継続支援(A型・B型):働く機会や訓練の場を提供
- 就労移行支援:一般就労を目指す人向けの訓練
施設系・短期系のサービス
- 短期入所(ショートステイ):家族の介護負担軽減などのための一時的な宿泊支援
- 施設入所支援:常時介護が必要な人への入所支援
これらのサービスは「障害者総合支援法」に基づく全国共通の制度で、渋谷区はこの制度の実施主体として申請受付・認定調査・支給決定を行っている。制度の詳細は厚生労働省のサイトでも確認できる。

渋谷区のくらしについてのご相談・ご意見は、公式LINEからお寄せください。
公式LINEで相談する →申請から利用開始までの流れ
障害福祉サービスの利用までは、おおむね次のような流れになる。
- 区役所の障害福祉課(または総合相談窓口)に相談する
- 申請書類を提出する(障害者手帳の写し、医師の意見書などが必要になる場合がある)
- 区の職員による認定調査(心身の状態や生活状況の聞き取り)を受ける
- 調査結果をもとに「障害支援区分」が認定される(区分1〜6、非該当もあり)
- サービス等利用計画案を作成する(相談支援専門員に依頼するケースが多い)
- 支給決定通知と受給者証が交付される
- 事業所と契約してサービス利用を開始する
申請から支給決定まではおおむね1か月から2か月程度かかることが多いが、認定調査の日程調整や書類の不備により3か月近くかかるケースもある。急ぎで利用したい場合は、相談の段階でスケジュールの見通しを確認しておくと安心だ。
必要書類の例と注意点
申請時には主に以下の書類が求められることが多い。
- 支給申請書(窓口で入手)
- 障害者手帳の写し(手帳がない場合は診断書や意見書)
- 印鑑
- マイナンバーが確認できる書類
- 世帯の課税状況が分かる書類(所得に応じた利用者負担の算定に使う)
失敗しやすい例として、障害者手帳の更新手続きと福祉サービスの申請を同時に進めようとして書類の整合が取れず、受付が先送りになるケースがある。手帳の有効期限が近い場合は、先に更新手続きの状況を確認しておくほうが手戻りが少ない。また、医師の意見書が必要な場合、作成に数週間かかることがあるため早めに依頼しておく必要がある。
利用者負担の考え方
障害福祉サービスの利用者負担は、原則として費用の1割が自己負担となるが、世帯の所得に応じて月額の負担上限額が設定されており、上限額を超えた分の負担は生じない仕組みになっている。非課税世帯では負担が発生しない場合もある。ただし、負担区分や上限額は世帯構成や所得によって変わるため、具体的な金額は窓口での確認が必要だ。
相談支援事業所の役割
サービスを組み合わせて利用する場合、「サービス等利用計画」の作成が必要になることが多く、この計画作成を相談支援専門員がいる相談支援事業所に依頼できる。計画作成自体も給付の対象になっており、自己負担なく利用できるケースが多い。どの事業所に依頼すればよいか分からない場合は、区の窓口で地域の相談支援事業所の一覧を確認できる。
こんなケースで申請を検討する人が多い
- 一人暮らしを始めるにあたり、入浴や家事の支援が必要になった
- 高齢の家族の介護と、障害のある家族の支援を同時に担うことになり、ショートステイを利用したい
- 学校卒業後の進路として、就労継続支援や就労移行支援の利用を考えている
こうした場面では、サービスの種類が複数候補に挙がることが多く、どれが適しているか自分だけで判断するのが難しい。早めに区の窓口や相談支援事業所に相談し、生活状況を伝えたうえで組み合わせを検討する流れが一般的だ。
まとめ:まず窓口相談から始める
渋谷区の障害福祉サービスは、訪問系・日中活動系・施設系など種類が幅広く、対象者の状態や生活状況によって適したサービスが異なる。申請から利用開始までには認定調査などの手続きが入るため、おおよそ1〜3か月程度の期間を見込んでおくとよい。制度の内容・金額・期限は変更されることがあるため、最新情報は必ず渋谷区の公式ページで確認してほしい。まずは区の障害福祉課や総合相談窓口に、現在の生活状況と困りごとを伝えるところから始めるとよいだろう。
よくある質問
- Q. 障害者手帳がないと障害福祉サービスは利用できませんか?
- A. 手帳がなくても、医師の診断書などにより対象と認められるケースがあります。詳しくは区の窓口で確認してください。
- Q. 申請から利用開始までどのくらいかかりますか?
- A. 認定調査や計画作成を経るため、おおむね1〜2か月程度かかることが多く、書類の不備があると3か月近くかかる場合もあります。
- Q. 利用者負担はいくらになりますか?
- A. 原則1割負担ですが、世帯の所得に応じて月額の負担上限額が設定されており、上限を超える負担は生じません。具体的な金額は窓口での確認が必要です。



