渋谷区の介護タクシー|料金と利用条件2026
この記事の要点
- 要介護認定があれば保険適用で自己負担は1〜3割程度に抑えられる
- 認定なし・通院以外の外出は全額自己負担の民間サービス扱いになる
- 予約はケアプラン経由か事業者直接の2通り、前日までの手配が無難
結論:介護保険が使えるかどうかで料金が大きく変わる
渋谷区で介護タクシーを利用する場合、要介護認定を受けていて通院など条件を満たせば介護保険の「通院等乗降介助」が適用され、自己負担は1割〜3割程度に抑えられます。認定を受けていない場合や外出の目的が通院以外(買い物や冠婚葬祭など)の場合は、介護保険の対象外となり全額自己負担の介護タクシー(福祉輸送サービス)を使うことになります。
介護タクシーには2種類ある
「介護タクシー」とひとくくりに呼ばれていますが、実際には性質が異なる2つのサービスが混在しています。
- 介護保険適用の「通院等乗降介助」:要介護1以上の認定を受けている人が対象。ケアプランに組み込まれている必要があり、使える場面は通院や役所・銀行など生活に必要な外出に限られます。
- 介護保険適用外の「福祉輸送サービス(民間の介護タクシー)」:認定の有無にかかわらず誰でも利用でき、買い物や外食、冠婚葬祭への付き添いなど目的を問いません。ただし全額自己負担です。
この違いを知らずに事業者へ問い合わせると、「思っていたより高かった」「保険が使えると思っていたのに対象外と言われた」というケースがあります。まず自分が要介護認定を受けているか、どの目的で使いたいかを整理してから問い合わせるのが遠回りを避けるコツです。
料金のめやす(事業者により差がある)
介護タクシーの料金は大きく分けて次の要素で構成されます。
- 運賃(メーター制または時間制、距離や時間に応じて加算)
- 介助料(乗降介助、移動介助などサービス内容ごとに数百円〜数千円程度)
- 車椅子・ストレッチャーなど器具のレンタル料(必要な場合のみ)
介護保険が適用される「通院等乗降介助」では、1回あたりの自己負担はおおよそ100円〜300円程度(1割負担の場合)とされていますが、認定区分やケアプランの内容によって変わるため、担当のケアマネジャーに確認する必要があります。介護保険適用外の福祉輸送サービスでは、運賃に介助料が加算されるため、片道で数千円程度かかることもあり、事業者ごとの料金差が大きいのが実情です。利用前に複数の事業者へ見積もりを取ることをおすすめします。

申込の手順
介護保険を使う場合と使わない場合で、申込の流れが異なります。
- 要介護認定を受けているか確認する(認定を受けていない場合は区の窓口や地域包括支援センターへ相談)。
- 要介護認定がある場合は、担当のケアマネジャーに「通院等乗降介助」を使いたい旨を伝え、ケアプランに組み込んでもらう。
- ケアプランに沿って、契約している居宅介護支援事業所経由、または対応可能な介護タクシー事業者に直接予約する。
- 認定がない、または通院以外の目的で利用したい場合は、民間の介護タクシー(福祉輸送サービス)事業者に直接電話やWebで予約し、利用目的・乗車人数・器具の要否を伝える。
- 利用当日は、保険証や受給者証など必要書類を持参し、乗車前に料金体系を再確認する。
予約は前日〜数日前までに済ませておくのが無難です。当日や直前の予約は、特に通院時間帯(午前中)に車両が埋まっていて断られるケースがあります。
失敗しやすいポイント
- 介護保険が使えると思い込んで予約し、当日になって対象外(通院以外の目的だった)と判明する。
- ケアプランに組み込まれていないまま介護タクシーを呼び、全額自己負担になる。
- 車椅子やストレッチャーが必要なのに、対応可能な車両かどうか事前に確認していない。
- 複数の事業者を比較せず1社だけで決めてしまい、後から他社のほうが安かったと気づく。
- 介助の範囲(自宅の中まで対応するか、玄関先までか)を確認せず、当日に想定外の対応範囲の狭さに戸惑う。
渋谷区での相談先
要介護認定の申請状況や、どの制度が使えるかは、渋谷区の介護保険担当窓口や地域包括支援センターに相談すると整理しやすくなります。すでにケアマネジャーが付いている場合は、まずそちらに相談するのが早道です。制度の詳細や最新の自己負担割合、対象となる外出の範囲については、渋谷区の公式ページで必ずご確認ください。あわせて、介護保険制度全体の仕組みについては厚生労働省の情報も参考になります。
利用前に確認しておきたいチェックリスト
- 自分(または家族)は要介護認定を受けているか。
- 利用目的は通院か、それ以外の外出か。
- ケアプランに「通院等乗降介助」が組み込まれているか。
- 車椅子・ストレッチャーなど特別な器具が必要か。
- 複数の事業者で料金と対応範囲を比較したか。
制度は改定されることがあるため、自己負担割合や対象となるサービスの範囲は、利用の都度、公式情報や担当のケアマネジャーで確認する習慣をつけておくと安心です。
よくある質問
- Q. 介護タクシーは誰でも介護保険を使って利用できますか?
- A. いいえ。要介護認定を受けていて、通院などケアプランに沿った外出の場合に限り介護保険の「通院等乗降介助」が使えます。認定がない場合や買い物などの外出は全額自己負担の民間サービスとなります。
- Q. 介護タクシーの予約はいつまでにすればいいですか?
- A. 事業者や混雑状況によりますが、前日までの予約が無難です。特に午前中の通院時間帯は車両が埋まりやすく、当日予約は断られるケースがあります。
- Q. 車椅子やストレッチャーに対応していますか?
- A. 事業者によって対応可能な車両や器具が異なります。利用前に必要な器具の種類を伝え、対応可能かどうかを必ず確認してください。



