渋谷区の1LDK家賃相場とエリア別比較|初期費用と探し方
この記事の要点
- 渋谷区の1LDK家賃相場はおおよそ22万〜32万円が標準的な水準
- 初台・幡ヶ谷・笹塚エリアなら18万〜24万円前後で探せる物件もある
- 初期費用は賃料の4.5〜5.5か月分程度で手取り月収の3分の1以内が審査目安
渋谷区における1LDKの家賃相場は、おおよそ22万円から32万円の幅に収まります。築年数や駅徒歩分数を調整すれば18万円前後の物件も見つかる一方で、代官山や恵比寿などの人気住宅地では35万円を超える事例も珍しくありません。
渋谷区に住む人・働く人のための、暮らしと区政の情報メディアとして、区内の相場傾向や生活コストの実態をわかりやすく整理しました。これから区内への転居を検討している方向けに、地域ごとの家賃水準や契約時に必要な費用、失敗しない選び方をまとめます。
渋谷区の1LDK家賃相場と広さの基準
渋谷区内で供給される1LDKは、専有面積が35平米から45平米程度の物件が中心です。単身者のゆとりある暮らしや、共働きの二人暮らしに適した間取りとして需要が安定しています。
区全体の平均的な相場は25万円前後ですが、築年数や駅からの距離で大きく変動します。築浅(築5年以内)の駅近マンションでは28万〜35万円程度を見込む必要があります。一方、築25年以上のリノベーション物件や駅から徒歩12分以上の立地であれば、18万〜21万円前後で見つかることもあります。
管理費や共益費は月額1万5,000円から2万5,000円程度が上乗せされるケースが多いため、総支払額を計算する際は本体家賃に管理費を加算した金額で計画を立てることが重要です。
相場は26万〜35万円。ブランド立地で築年数によらず設備仕様が高い傾向。
相場は25万〜33万円。利便性を重視する単身者に人気で商業地に近い立地。
相場は18万〜24万円。商店街が充実し生活利便性と家賃のバランスが良好。
エリア別にみる渋谷区内の1LDK家賃相場の違い
渋谷区はエリアによって街の雰囲気だけでなく、家賃設定の基準が明確に分かれます。主に「恵比寿・代官山・広尾」「原宿・表参道・渋谷駅周辺」「初台・幡ヶ谷・笹塚」の3つのゾーンに分類できます。
恵比寿・代官山・広尾エリア
このエリアの1LDK相場は、おおよそ26万〜35万円です。閑静な住宅街と洗練された商業施設が共存しており、区内でも特に賃料水準が高い地域にあたります。ブランド立地のため築年数が経過していても賃料が下がりにくく、設備仕様が高い物件が目立ちます。
原宿・表参道・渋谷駅周辺エリア
駅周辺の商業地に近いエリアの1LDK相場は、25万〜33万円程度です。利便性を最優先する単身者に人気があります。繁華街や幹線道路に面した物件も多く、静穏な住環境を求める場合は一本奥に入った神山町や富ヶ谷(いわゆる奥渋エリア)を選択肢に入れるのが一般的です。
初台・幡ヶ谷・笹塚エリア
京王線・京王新線沿線のこのエリアは、1LDKの相場がおおよそ18万〜24万円と、渋谷区内では比較的抑えめの水準です。商店街が充実しており下町の風情も残るため、生活利便性と家賃のバランスを重視する二人暮らしや単身者に選ばれています。新宿方面へのアクセスも良好です。

渋谷区のくらしについてのご相談・ご意見は、公式LINEからお寄せください。
公式LINEで相談する →1LDK入居にかかる初期費用の計算と手取りの適正ライン
賃貸契約を結ぶ際は、家賃の数か月分に相当するまとまった資金が必要です。また、毎月の賃料を無理なく支払うための収入基準も把握しておく必要があります。
初期費用は家賃の4.5〜5.5か月分程度
一般的な賃貸仲介における初期費用の内訳は以下の通りです。
- 敷金:家賃1〜2か月分(おおよそ25万〜50万円)
- 礼金:家賃1〜2か月分(おおよそ25万〜50万円)
- 前家賃および共益費:1か月分(おおよそ27万円)
- 仲介手数料:家賃0.5〜1か月分+税(おおよそ13.7万〜27.5万円)
- 火災保険料:2万円前後
- 保証会社利用料:家賃総額の40%〜100%(おおよそ10万〜27万円)
- 鍵交換費用:2万〜4万円程度
家賃25万円の物件を借りる場合、初期費用の総額は115万〜140万円程度かかります。敷金や礼金がゼロの「ゼロゼロ物件」を選べば初期費用を圧縮できますが、退去時クリーニング費用や短期解約違約金が設定されていることが多いため、契約条項の確認を怠らないようにしましょう。
入居審査に通る収入の目安
賃貸の入居審査では「家賃は手取り月収の3分の1以下」が一般的な目安とされます。家賃25万円の物件に住む場合、手取り月収は75万円前後、額面の年収では1,200万円程度が審査通過の安全圏と判断されるケースが多いです。
共働きで二人入居する場合は、名義人単独での審査か、夫婦の収入を合算して連帯保証人または連帯債務者とするかで条件が変わります。契約形態の可否は管理会社によって対応が異なります。
渋谷区で1LDKを探す際によくある失敗例と対策
賃料が高い渋谷区だからこそ、事前の確認不足による住み替えの失敗は大きな損失につながります。代表的な失敗パターンを3つ紹介します。
収納スペースが足りずリビングが狭くなる
単身者向けに作られた30平米台前半の1LDKでは、居室を広くとるためにクローゼットが極端に小さい設計になっていることがあります。入居後に衣装ケースやラックを買い足した結果、リビングスペースが圧迫されて生活動線が崩れてしまうケースがあります。内見時には収納の間口だけでなく奥行きと高さの計測が欠かせません。
周辺の騒音と坂道の傾斜を見落とす
渋谷区内は高低差が激しい地形が多く、地図上の距離では「駅から徒歩7分」となっていても、急な階段や坂道を経由するため体感では10分以上かかる場所が存在します。また、幹線道路(山手通り、甲州街道、明治通り)や首都高速道路沿いの物件では、窓を閉めていても重低音や振動が伝わるケースがあります。平日の朝夕や夜間の環境を確認することが推奨されます。
自転車置き場やゴミ出しルールの確認漏れ
都心部の物件では駐輪場が戸数分用意されていないケースや、空き待ちになっているケースが散見されます。また、24時間ゴミ出し可能な敷地内ステーションがない場合、指定日の朝にしか出せず生活リズムと合わないストレスが生じることもあります。
物件選びと並行して進めるべき転入手続きの手順
気に入った物件の契約が完了したら、速やかに自治体の手続きを進めます。引越し前後の限られた時間で効率よく手続きを行うための流れを整理します。
制度の内容や窓口の開設状況は変更されることがあるため、最新は公式でご確認ください。
転入届の提出手順
他の市区町村から渋谷区へ引っ越す場合の手続きの流れは次の通りです。
- 引越し前の自治体へ転出届を提出し、「転出証明書」を受け取る(マイナンバーカードを利用したオンライン転出届も利用可能)。
- 渋谷区での居住を開始した日から14日以内に、区の窓口へ転入届を提出する。
手続きを行う場所は、渋谷区役所本庁舎の住民戸籍課窓口、または区内各地にある出張所・区民サービスセンターです。
持参する必要書類は以下の通りです。
- 転出証明書(オンライン申請の場合は不要な場合あり)
- 届出人の本人確認書類(運転免許証、マイナンバーカード、パスポートなど)
- 世帯全員分のマイナンバーカード(暗証番号の再設定・継続利用処理を行うため)
- 在留カード(外国籍の方の場合)
窓口での手続き詳細は渋谷区役所の公式案内で確認したうえで来庁するとスムーズです。国の引越しワンストップサービスなどを利用する場合は、デジタル庁の案内ページも参考になります。
その他ライフラインと住所変更
電気・ガス・水道の開栓手続きは、引越しの1週間前までに各供給会社へ連絡を済ませておきます。特に都市ガスの開栓は契約者の立ち合いが必要になるため、退去と入居のスケジュールに合わせて早めの時間枠予約をおすすめします。
予算とライフスタイルに合った物件を見極める
渋谷区の1LDKは、恵比寿や代官山といった人気エリアで25万〜35万円前後、笹塚や幡ヶ谷といった京王線沿線で18万〜24万円程度と、立地によって家賃に10万円近い開きが生じます。
区内の利便性やカルチャーを満喫したいのか、新宿・渋谷方面への通勤アクセスを確保しつつ生活コストを抑えたいのかによって、探すべきエリアは明確に分かれます。初期費用や毎月の管理費を含めた総額を算出し、ご自身の収入基準に照らし合わせて無理のない住まい選びを進めてください。
よくある質問
- Q. 渋谷区の1LDKで家賃15万円以下の物件は見つかりますか?
- A. 築年数が30年以上経過しているアパートや、駅から徒歩15分以上離れた立地、木造アパートなどの特殊な条件を除き、渋谷区内の1LDKで15万円以下の物件を見つけるのは困難です。予算を15万円前後に抑えたい場合は、ワンルームや1Kに間取りを変更するか、近隣の世田谷区や中野区、杉並区まで範囲を広げて検討するのが現実的です。
- Q. 1LDKに二人で同居することは可能ですか?
- A. 多くの1LDK物件で「二人入居可」と設定されていますが、物件によっては「単身者限定」と定められている場合があります。二人暮らしを想定している場合は、必ず募集図面の備考欄で二人入居が可能か確認し、申込時に同居人の氏名や続柄、収入状況を申告する必要があります。
- Q. 渋谷区の転入届はどこで手続きできますか?
- A. 渋谷区役所本庁舎の住民戸籍課のほか、恵比寿・原宿駅前・初台などの区民サービスセンターや各出張所窓口で手続きが可能です。引越し日から14日以内に、本人確認書類や前住所地の転出証明書、マイナンバーカードを持参して届け出を行います。



